分母が6で済むといいんですけどね,という話.
さて,Twitterでは毎日つぶやいてますが,このブログの更新は半年ぶりです.
隔週くらいで更新するって話だったはずなんですが,大変ご無沙汰してしまいました.
前回の記事 以来,すなわち博士に進学して以来全くブログを書いていなかったので,この半年間の感想を記事にしようと思います.
今の研究室生活は大変楽しんでいます.
修士の物性・実験系のM研究室から,博士で統計物理・理論系のH研究室に移ってきたわけですが,最近になってやっと「研究をやってる」という気分になってきました.
修士時代は,
- 最終目標である高温超伝導の発現機構の解明と自分が今やっている薄膜の物性測定が遠すぎて全然実感がない
- 超伝導理論そのものが複雑過ぎて何がわかればどうなるのか全景が全然わからない
- 実験スケジュールがラボメンバー・余所との共同研究・実験装置の機嫌等々アンコントローラルブルなファクターが多すぎて研究計画がまるで立たない
- 実験がパラメータを変えてるだけのルーチンワークでつまらん
など「自分で研究をやっている感」が皆無な状況でした.
よくこんなんで修士修了したものだな.
逆に,手だけ動かしてれば勝手に業績が増えていく系のラボだったおかげで学振やなんかの申請書の業績欄を埋めるのには不自由してないですが1.
現在は,自分で小課題を設定して,必要な手法を調べて実装するという流れが一応できており,やりたいことがわかっているので自分で研究奨励金の申請書も一通り自分で書けるようになりました.
半年前の学振の申請書の全然ダメっぷりを思うと成長を感じます.
なんでうち(物性)の研究室に来たのかわからんと言ったあの先生やプログラム書いてるときが一番目が輝いてると言ったあの先輩の言葉は正しかったようです.
不安なのは,分野を移ったおかげで修士の2年分で蓄積されていて然るべき専門知識がロクに無いので完全にペーペーなことです2.
研究室が合わないと気づいていたM1の時点で研究室を移るなり修士に再入学するなりしておけばよかったのに,やる気が無いまま2年過ごしてしまったことが悔やまれます.
DC1は出してすらおらず,DC2は理解も浅いまま書いたので当然のように落ちており,この上年限超過していったら金銭的にだいぶしんどいですね.
なんとか研究がうまく進むことと次の申請が通ることを祈って,今後精進していきたいと思います.
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