2021年10月29日金曜日

衆議院議員選挙とマンホール

 昨日(10月28日),第49回衆議院議員選挙 [1] の不在者投票に行ってきた.投票所が徒歩15分くらいのところにあるのを発見したので徒歩で行くことにしたのだが,その道中で先日こんなツイートを見かけたのを思い出した.

インフラ保守の一環として劣化したマンホールを探すためにゲームとして開催されているらしい.私も道すがら参加してみたのだが,マンホールはそこら中にたくさんあるので15分の道に倍以上かかってしまった.
なかなか楽しめたが,欲を言えばもうちょっとチュートリアルを充実させてほしかった.止水弁みたいなのは流石にマンホールとは言わないだろうがこの中途半端な大きさの蓋はマンホールなのだろうか……?と悩むところがけっこう多かった.

 投票もつつがなく終え [2] ,またマンホールを探しつつ帰ってきたら1時間以上も経っていた.最近はすっかり引きこもりを極めているので久しぶりに出歩き予想以上に疲れてしまった.
一旦家で休憩し,延滞していた本を(総合文化研究科の)図書館に返したのち,(駒場)図書館で本を借りてきた.今期は趣味で他学部の講義に色々と手を出しているので,久々に貸し出し上限まで借りることとなり,めちゃくちゃ重かった.
疲労に疲労が重なりもはや精根尽き果てたという塩梅だったため,早々に眠りについた.


[1]: 選挙の名前としては「衆議院議員選挙」ということが多い気がするが,タイトルを575にしたいがため本記事では「衆議院議員選挙」と表記した.一応この表記も無いではないらしい(例:第49回衆議院議員選挙(衆議院議員総選挙)2021年10月31日投票 | 選挙ドットコム).↩︎

[2]: 不在者投票だと係員の方が宣誓書の確認から投票用紙の回収までマンツーマンで対応してくれた.東京だと不在者投票者も多そうだしこのペースで回るのかと心配になったがそれほどでもないのだろうか.↩︎

2021年10月4日月曜日

博士課程の1/6が終わっちゃったよ

分母が6で済むといいんですけどね,という話.

さて,Twitterでは毎日つぶやいてますが,このブログの更新は半年ぶりです.
隔週くらいで更新するって話だったはずなんですが,大変ご無沙汰してしまいました.

前回の記事 以来,すなわち博士に進学して以来全くブログを書いていなかったので,この半年間の感想を記事にしようと思います.

今の研究室生活は大変楽しんでいます.

修士の物性・実験系のM研究室から,博士で統計物理・理論系のH研究室に移ってきたわけですが,最近になってやっと「研究をやってる」という気分になってきました.
修士時代は,

  • 最終目標である高温超伝導の発現機構の解明と自分が今やっている薄膜の物性測定が遠すぎて全然実感がない
  • 超伝導理論そのものが複雑過ぎて何がわかればどうなるのか全景が全然わからない
  • 実験スケジュールがラボメンバー・余所との共同研究・実験装置の機嫌等々アンコントローラルブルなファクターが多すぎて研究計画がまるで立たない
  • 実験がパラメータを変えてるだけのルーチンワークでつまらん

など「自分で研究をやっている感」が皆無な状況でした.
よくこんなんで修士修了したものだな.
逆に,手だけ動かしてれば勝手に業績が増えていく系のラボだったおかげで学振やなんかの申請書の業績欄を埋めるのには不自由してないですが1

現在は,自分で小課題を設定して,必要な手法を調べて実装するという流れが一応できており,やりたいことがわかっているので自分で研究奨励金の申請書も一通り自分で書けるようになりました.
半年前の学振の申請書の全然ダメっぷりを思うと成長を感じます.
なんでうち(物性)の研究室に来たのかわからんと言ったあの先生やプログラム書いてるときが一番目が輝いてると言ったあの先輩の言葉は正しかったようです.

不安なのは,分野を移ったおかげで修士の2年分で蓄積されていて然るべき専門知識がロクに無いので完全にペーペーなことです2
研究室が合わないと気づいていたM1の時点で研究室を移るなり修士に再入学するなりしておけばよかったのに,やる気が無いまま2年過ごしてしまったことが悔やまれます.
DC1は出してすらおらず,DC2は理解も浅いまま書いたので当然のように落ちており,この上年限超過していったら金銭的にだいぶしんどいですね.
なんとか研究がうまく進むことと次の申請が通ることを祈って,今後精進していきたいと思います.


  1. 著者順としては2nd以降なので数だけあっても業績の評価としてどれだけあるかというと微妙な気はします ↩︎

  2. 物性物理学の知識も正直全然わからないまま実験だけやってたようなものなので物性の専門知識ならあるかというとそんなに無い説がありますが…… ↩︎